中国メディアの証券時報によると、上海市政府は、新型コロナウイルスのロックダウン（都市封鎖）に伴いオフィスを閉鎖していた金融機関のうち、事業継続や再開を支援する864社のリスト（ホワイトリスト）を公表した。証券会社など一部金融機関の職員は、オフィスの閉鎖により約2カ月、事務所に泊まり込んで業務を続けていたが、帰宅が可能となった。

　ホワイトリストの864社は、外為市場の中国外匯交易中心、証券市場の上海証券交易所、先物市場の上海期貨交易所や外資系の金融機関が含まれる。上海に本社に置く証券会社と子会社がほぼ全て対象になった。ただ、上海の金融機関はこれまでも業務を止めておらず、ホワイトリストの発表は、主にオフィス泊まり込みの職員にとっての朗報になる。　

　なお、上海市当局は、リスト公表に伴い発表した通知で、職員の職場復帰の際、公共交通機関は使わず、社用車やバスをチャーターして送迎するよう求めた。送迎車の運転手や添乗する職員の情報を当局に届け出ることや、運転手に48時間以内に発行されたＰＣＲ検査の陰性証明書の携帯を義務づけた。

　ある証券会社の幹部は「職員の本格的なオフィス復帰は、短期的には現実的でない。ただ、これまでも業務を止めたことはなかった」と話している。

　リストに掲載された基金管理会社の幹部は「在宅勤務していた職員の多くが、オフィスに泊まり込んでいた同僚に心を痛めていた。喜んで交代を名乗り出た」と話している。

　中国メディアの証券時報によると、上海市政府は、新型コロナウイルスのロックダウン（都市封鎖）に伴いオフィスを閉鎖していた金融機関のうち、事業継続や再開を支援する864社のリスト（ホワイトリスト）を公表した。証券会社など一部金融機関の職員は、オフィスの閉鎖により約2カ月、事務所に泊まり込んで業務を続けていたが、帰宅が可能となった。

　ホワイトリストの864社は、外為市場の中国外匯交易中心、証券市場の上海証券交易所、先物市場の上海期貨交易所や外資系の金融機関が含まれる。上海に本社に置く証券会社と子会社がほぼ全て対象になった。ただ、上海の金融機関はこれまでも業務を止めておらず、ホワイトリストの発表は、主にオフィス泊まり込みの職員にとっての朗報になる。　

　なお、上海市当局は、リスト公表に伴い発表した通知で、職員の職場復帰の際、公共交通機関は使わず、社用車やバスをチャーターして送迎するよう求めた。送迎車の運転手や添乗する職員の情報を当局に届け出ることや、運転手に48時間以内に発行されたＰＣＲ検査の陰性証明書の携帯を義務づけた。

　ある証券会社の幹部は「職員の本格的なオフィス復帰は、短期的には現実的でない。ただ、これまでも業務を止めたことはなかった」と話している。

　リストに掲載された基金管理会社の幹部は「在宅勤務していた職員の多くが、オフィスに泊まり込んでいた同僚に心を痛めていた。喜んで交代を名乗り出た」と話している。