湖南常徳で透析患者多発 重金属汚染の可能性も

 2022年1月18日常中国メディアの健康時報は14日、湖南省常徳市の腎臓病患者が50万人を超え、尿毒素排出のため血液透析を受けている患者が5000人を超えると報じた。腎臓病の専門家は、常徳の慢性腎臓病患者数と腎不全による透析患者数は、全国に比べて多いと指摘。他の専門家からは、疫学調査を急ぐべきだとの声が上がっている。(写真は東網のサイト画面)

 香港メディアの東網によると、常徳の腎臓病と透析患者数は全国平均をはるかに上回っており、重金属汚染が原因の可能性がある。中国政府の昨年の調べでは、湖南省は重金属を扱う企業が多く、水源地22カ所のうち17カ所でタリウムの濃度が異常値だった。

 健康時報によると、常徳市で最大規模の血液透析機関である、常徳恵民病院は、153基の透析機が毎日フル稼働している。同市桃源県の住民、王成さん(58)は、2016年から毎週3回、血液透析を受けている。父親(79)も毎週2回行っているという。

 病院関係者の推計だと、常徳市の腎臓病患者は50万人超で、同市の人口527万人の1割。湖南省長沙市の中南大学湘雅病院の腎臓病の専門家は「常徳は腎臓病、特に尿毒症の発症率が全国に比べて高く、中央と地元政府が注目している。速やかに状況の把握を行った上で対策や支援を行うべきだ」と述べた。

◇出典

https://baijiahao.baidu.com/s?id=1721911725900719149&wfr=spider&for=pc

https://hk.on.cc/hk/bkn/cnt/cnnews/20220116/bkn-20220116085146521-0116_00952_001.html

◇参考情報

太湖の水質汚染極めて深刻、中央査察チームが指摘

湖南常徳で透析患者多発 重金属汚染の可能性も

 2022年1月18日常中国メディアの健康時報は14日、湖南省常徳市の腎臓病患者が50万人を超え、尿毒素排出のため血液透析を受けている患者が5000人を超えると報じた。腎臓病の専門家は、常徳の慢性腎臓病患者数と腎不全による透析患者数は、全国に比べて多いと指摘。他の専門家からは、疫学調査を急ぐべきだとの声が上がっている。(写真は東網のサイト画面)

 香港メディアの東網によると、常徳の腎臓病と透析患者数は全国平均をはるかに上回っており、重金属汚染が原因の可能性がある。中国政府の昨年の調べでは、湖南省は重金属を扱う企業が多く、水源地22カ所のうち17カ所でタリウムの濃度が異常値だった。

 健康時報によると、常徳市で最大規模の血液透析機関である、常徳恵民病院は、153基の透析機が毎日フル稼働している。同市桃源県の住民、王成さん(58)は、2016年から毎週3回、血液透析を受けている。父親(79)も毎週2回行っているという。

 病院関係者の推計だと、常徳市の腎臓病患者は50万人超で、同市の人口527万人の1割。湖南省長沙市の中南大学湘雅病院の腎臓病の専門家は「常徳は腎臓病、特に尿毒症の発症率が全国に比べて高く、中央と地元政府が注目している。速やかに状況の把握を行った上で対策や支援を行うべきだ」と述べた。

◇出典

https://baijiahao.baidu.com/s?id=1721911725900719149&wfr=spider&for=pc

https://hk.on.cc/hk/bkn/cnt/cnnews/20220116/bkn-20220116085146521-0116_00952_001.html

◇参考情報

太湖の水質汚染極めて深刻、中央査察チームが指摘

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