
6日付
中国紙・中国日報(電子版)によると、中国の理工系の学生約500人に対し、米政府がビザの発給を拒否したことを消息筋が明らかにした。中国駐在の米大使館などが「移民と国籍法」や「大統領令」を根拠に拒否したという。一部の学生は連名で米政府に、中国人留学生への差別をやめるよう求めた。(写真は
東網のサイト画面)
ビザ発給を拒否された約500人は、米国で博士や修士の学位取得を目指していた。専攻は電気・電子技術、コンピューター、機械、化学など理工系ばかり。ハーバード大やエール大などでの研究を計画しており、約4分の1は既に米側の奨学金を得ていた。学生のほとんどは、バイデン新政権の発足後にビザを申請していた。
米学術機関の統計では、米国に留学する中国の理工系専攻の学生は3000~5000人。今回のビザ発給拒否で、既に米国にいる中国人留学生を含め、多くの学生に影響がありそうだ。
米政府系放送局
ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、中国外務省の趙立堅副報道局長は6日、中国人学生へのビザ発給拒否について「トランプ政権が残した毒が続いている」と指摘。米中の正常な人的交流を損なうものだとして、米国政府に厳しく抗議したことを明らかにした。
◇参考情報◇
○トランプ反中政策の撤回、中国がバイデン政権に要望
○米中会談直前に日米が「2プラス2」 中国を批判

6日付
中国紙・中国日報(電子版)によると、中国の理工系の学生約500人に対し、米政府がビザの発給を拒否したことを消息筋が明らかにした。中国駐在の米大使館などが「移民と国籍法」や「大統領令」を根拠に拒否したという。一部の学生は連名で米政府に、中国人留学生への差別をやめるよう求めた。(写真は
東網のサイト画面)
ビザ発給を拒否された約500人は、米国で博士や修士の学位取得を目指していた。専攻は電気・電子技術、コンピューター、機械、化学など理工系ばかり。ハーバード大やエール大などでの研究を計画しており、約4分の1は既に米側の奨学金を得ていた。学生のほとんどは、バイデン新政権の発足後にビザを申請していた。
米学術機関の統計では、米国に留学する中国の理工系専攻の学生は3000~5000人。今回のビザ発給拒否で、既に米国にいる中国人留学生を含め、多くの学生に影響がありそうだ。
米政府系放送局
ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、中国外務省の趙立堅副報道局長は6日、中国人学生へのビザ発給拒否について「トランプ政権が残した毒が続いている」と指摘。米中の正常な人的交流を損なうものだとして、米国政府に厳しく抗議したことを明らかにした。
◇参考情報◇
○トランプ反中政策の撤回、中国がバイデン政権に要望
○米中会談直前に日米が「2プラス2」 中国を批判