
中国では3月に今年の水害期に入って以降、27省(自治区、直轄市)では延べ670万人が被災し、24人が死亡か行方不明となった。家屋6400室が倒壊し、直接的な経済的損失は107億元(1831億円)に上った。台湾の
中央通信社が29日伝えた。
中国中央テレビ局によると、6月27日~28日、黒竜江(アムール川)、重慶の三峡地区の長江支流、安徽の長江支流、江蘇の太湖周辺の大運河など17本の河川で増水となり、水位が警戒レベルを超えた。
国家水害・干ばつ対策本部などによると、6月26日までにアムール川流域の黒竜江省大興安嶺地区、黒河市、牡丹江市などでは4万2000人が被災し、1万9000人が避難した。経済的損失も2億2000万元に上った。内モンゴル自治区のホロンバイル市でも、被災人数は約4万7000人、経済的損失は1億1000万元となった。
当局によると過去5年間の同時期と比べ、被災者は63%、死者不明者は84%、倒壊家屋は79%、直接的な経済的損失は71%それぞれ少なかった。
中国水利省は、毎年3月1日以降で、連続3日間の合計雨量が50ミリ以上となった地域の面積が計15万平方キロに達するか、いずれかの特定観測地点の水位が警戒水準を超えた日を、その年の水害期入りの日と定めている。
★参考情報★
●南北21河川で警戒水位突破 黒竜江では堤防決壊も
●中国国家減災委、増水期入りで南方の水害多発予測

中国では3月に今年の水害期に入って以降、27省(自治区、直轄市)では延べ670万人が被災し、24人が死亡か行方不明となった。家屋6400室が倒壊し、直接的な経済的損失は107億元(1831億円)に上った。台湾の
中央通信社が29日伝えた。
中国中央テレビ局によると、6月27日~28日、黒竜江(アムール川)、重慶の三峡地区の長江支流、安徽の長江支流、江蘇の太湖周辺の大運河など17本の河川で増水となり、水位が警戒レベルを超えた。
国家水害・干ばつ対策本部などによると、6月26日までにアムール川流域の黒竜江省大興安嶺地区、黒河市、牡丹江市などでは4万2000人が被災し、1万9000人が避難した。経済的損失も2億2000万元に上った。内モンゴル自治区のホロンバイル市でも、被災人数は約4万7000人、経済的損失は1億1000万元となった。
当局によると過去5年間の同時期と比べ、被災者は63%、死者不明者は84%、倒壊家屋は79%、直接的な経済的損失は71%それぞれ少なかった。
中国水利省は、毎年3月1日以降で、連続3日間の合計雨量が50ミリ以上となった地域の面積が計15万平方キロに達するか、いずれかの特定観測地点の水位が警戒水準を超えた日を、その年の水害期入りの日と定めている。
★参考情報★
●南北21河川で警戒水位突破 黒竜江では堤防決壊も
●中国国家減災委、増水期入りで南方の水害多発予測