22021年5月07日洪 国家応急管理省によると、国家減災委員会などは同省などと、5月の自然災害のリスクについて検討を行い、南方地区は増水期に入り水害が多発する恐れがあるなどとする予測をまとめた。ニュースサイトの海外網が6日伝えた。(写真は東網のサイト画面)

 同委員会などによると、南方地区のうち広東、広西など華南は洪水や強風、ひょうの被害、土砂災害が発生する恐れがある。一方、雲南は、干ばつが深刻化。四川など西南と中国北方地区では、森林火災が起きる可能性が高い。  

 中国各地のうち水害の恐れがあるのは、南方地区のうち珠江と長江の流域、浙江・福建地区。北方地区でも黄河下流から淮河北部流域の黄淮地区は、降水量が平年より2~5割多く、水害のリスクが高まっている。

 ひょうは、降水量が平年より多い地区を主体に、南北20省で発生する可能性がある。河北、山東、江蘇などでは強風を伴うため、住民の死傷や交通の混乱を防ぐ必要がある。江蘇、遼寧などでは竜巻の可能性もある。

 雲南と広東の一部では干ばつが継続。雲南北西部では5月、気温が例年より1~2度高く、降水量が2~5割少ないため、干ばつが悪化するとみられる。

★参考情報★
ーーーーーーーー
北京で強風と砂嵐=今年4回目、さらに反復の恐れ
首都圏で黄砂、内モンゴルで砂嵐 中央気象台が警報