米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、中国北方地区では今年の春節(旧正月)連休に入り、気象条件と爆竹や花火の影響により、一部で深刻な大気汚染が発生した。北京を含む各都市で、旧暦大みそかの11日夜から12日未明にかけてPM2.5(微小粒子状物質)の濃度が急上昇した。
中央社によると、首都圏の北京・天津・河北(京津冀)地区では、河北省廊坊市がPM2.5の濃度が、最高度の「深刻」を記録したほか、北京、河北・保定、河北・石家荘など7都市が「重度」となった。
北京市の大気汚染は、春節期間中としては過去3年間で最も深刻。春節前からPM2.5の濃度が高止まりしていた上、大気汚染物資が拡散しにくい気象状況となったため、最高で289μg/m3(マイクログラム/立方メートル)と前年同期より46.7%上昇した。
中国の他地域でも13~14日、華北中南部で中~重度、東北と四川省、重慶市などの西南地区で軽~中度の大気汚染が起きるなど、広い範囲で大気の状態が悪化した。
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