米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、英政府が1月31日から、香港に住む「英海外市民(BNO)旅券」保持者らに英市民権を与える道を開く特別ビザの申請を受け付けを始めた。中国外務省の趙立堅副報道局長は1月29日の記者会見で、BNO旅券を正式な旅券や身分証明として承認しないと考えを表明。中国の今後の対応に対し国際社会から注目が集まっている。
香港のBNO保持者は約520万人で、香港の総人口750万人の過半を大きく超える。万一、保持者全員が英国に移住すれば30億ポンド(4300億円)の資産が流出し、香港経済の大きな影響を与える恐れがある。