中国国防省「台湾独立は戦争」と威嚇 米「残念」

22021年1月29日防 中国軍機が28日、台湾南西部の防空識別圏(ADIZ)に2回侵入した上、中国国防省報道官も同日、「台湾独立は戦争を意味する」と述べ威嚇した。米国防総省のカービー報道官は「米軍は、地域の安全保障に対する約束を守る準備ができている」と述べ、中国をけん制した。米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)が伝えた。(写真はRFAのサイト画面)

 中国国防省の呉謙報道官は28日の会見で「台湾独立は直ちに戦争を意味する。中国軍は、いかなる形であれ台湾独立の企みを断固として挫く」などと、かつてない厳しい発言を行った。発言はすぐに米政府の関心を呼び、カービー報道官が会見で「台湾海峡を巡る緊張を軍事衝突に高める理由は何もない。米国は中国側の発言を残念に思う」と述べた。 

 カービー報道官は、米軍が台湾防衛と中国の侵攻へに準備を終えているかとの質問に対し「仮定には回答できない」とした上、地域の安全保障への責任履行を約束した。

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