22021年1月26日台 米バイデン政権の発足後、中国が台湾に対する武力の誇示を強めており、23日には中国軍の「轟6K」爆撃機8機と「殲16戦闘機」4機が、台湾の防空識別圏(ADIZ)に侵入した。台湾国防省によると、中国軍機による台湾空域への侵入としては、今年最大規模となった。米公共放送ボイス・オブ・アメリカ(VOA)などが伝えた。(写真はVOAのサイト画面)

 米ウォール・ストリート・ジャーナルによると、中国軍機による台湾周辺の頻繁な飛行は、米国が台湾問題に関与した場合の恐るべき結果を、バイデン新政権に警告する意味がある。中国軍機の侵入は、米政府が23日、台湾への威嚇をやめるよう中国に呼びかけた直後に起きた。

 中国軍機が飛来時、米海軍は南シナ海で演習中。米空母の艦載機が23日、南シナ海を飛行した。中国外務省の趙立堅副報道局長は25日「米国が南シナ海で、航空機と軍艦などの実力を誇示することは、地域の平和と安定に不利だ」と述べ批判した。


※出典

https://www.rfa.org/mandarin/Xinwen/2-01252021103835.html
https://www.voachinese.com/a/taiwan-reports-large-incursion-by-chinese-air-force/5748977.html

★参考情報★
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米CRF、台湾めぐる米中衝突危険度、最高に引き上げ
米国務長官、台湾との接触規制撤廃 中国が反発