中国河北で新型コロナ感染者5日で234人　石家荘は半封鎖

　河北省で6日までの5日間に、新型コロナウイルスの感染者234人が確認された。うち90人が発症者、144人が無症状感染者。省都の石家荘市は半封鎖状態で、6日から駅が閉鎖。空港も8割の便が運休した。ニュースサイトの新浪財経などが7日伝えた。

　石家荘市の孟祥紅副市長は7日の記者会見で、住民と車両全部について市から離れることを禁じたと発表した。また、新型コロナの感染リスクで「高」に指定された藁城区の住民には、区外外出を禁じた。さらに、市内の病院5カ所を、新型コロナ患者専用としたことを明らかにした。

　河北省に隣接する北京市は5日に対策会議を開き、周辺の天津や河北からの人の流入を規制するなど、首都への感染拡大防止の徹底を申し合わせた。

　河北省の今回の感染拡大は、農村の結婚披露宴が発端になった。北京市の会議でも、新型コロナ対策で農村が弱い環になっているとして、農村での結婚披露宴やイベントに対し監視を強めることも確認した。

　国家衛生健康委員会の8日の発表だと、中国全土で7日に確認された新型コロナ患者は53人。うち海外感染が16人。国内感染が37人で、河北が33人を占めた。

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