ニュースサイトの中国青年報によると、北京市当局は3日の記者会見で、独自動車メーカー、ダイムラー傘下の部品販売会社「ダイムラー東北アジア部品貿易サービス」で11人、北京理工華創電動車技術の工場で1人の新型コロナウイルス肺炎患者を確認したと発表した。両社はともに、同市順義区金馬工業区にある。

 同市順義区当局は、12月26日、ダイムラーで新型コロナの感染者を確認後、金馬工業区を封鎖し、車両と人員の出入りを禁じた。工業区内の食品工場には操業停止を命じた。さらに、12月30日までに区内で就業する8615人全員に2回のPCR検査を実施した。2社の12人を除き、陽性者はいなかったという。

 ニュースサイトの生活報によると、中国の山東省、陝西省、雲南省、内モンゴル自治区、江蘇省、山西省の計7市の保健当局は2日までに、自動車販売店で売られる自動車部品の包装材から新型コロナウイルスを検出した。一部ではダイムラー社の製品が感染源とのうわさが出ている。

 ただ、ダイムラーは、北京市当局と共同で調査したところ、作業員ら仕事場からウイルスが検出されたが、輸入した自動車部品に新型コロナが付着していた可能性はないと発表した。

 ダイムラーは、潜在的な感染リスクに配慮して、北京市内の一部販売店を自主的に一時休業にした。また、北京市内のディーラーの関係者全員を対象にPCR検査を実施したがいずれも陰性だったという。

※出典

https://baijiahao.baidu.com/s?id=1687857663614426677&wfr=spider&for=pc
https://auto.gasgoo.com/news/202012/31I70236284C103.shtml
https://auto.gasgoo.com/news/202101/4I70236637C103.shtml
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1687830609011033055&wfr=spider&for=pc

★参考情報★
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中国・大連でレストラン経営者が新型コロナ感染 当局が「戦時」対応
低温物流食品の追跡システム、中国大連市が運用開始