北京で今冬最悪スモッグ 暖房季入りと産業回復で

22020年11月19日空 中国北方地区が冬の暖房シーズン入りしたことと、新型コロナウイルス禍後の産業回復のため、北京や華北では今冬最悪のスモッグが発生した。北京では16日、大気汚染等級で「中度」の4級、一部は「重度」の5級となった。台湾のニュースサイト、聯合新聞網が伝えた。

 北京では、14日からスモッグが出始め、15日には空全体が灰色になった。在北京の米国大使館の大気質指数(AQI)によれば、北京市都市部は全域が「健康に良くない」の中度汚染(赤色)となり、PM2.5(微小粒子状物質)濃度は170~180に上昇。近隣の河北省石家荘市周辺のAQIは「非常に不健康」の重度汚染(紫色)で、PM2.5濃度は200を超えた。北京のAQIは19日に入り改善している。

 中国中央気象台の16日の発表では、華北の大部分、黄淮(黄河以内、淮河以北)中西部、「汾渭平原」(山西省と河南省、陝西省の一部)で軽度から中度、河北省南西部の山沿いの地区では重度の汚染となった。
 中国政府の研究機関、中国科学院大気物理研究所の王自発研究員は「冬の暖房と工業生産が、大気汚染物質の増加が、首都圏の北京・天津・河北(京津冀)地区の大気汚染の主な原因だ」と話している。

★参考情報★
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砂じん嵐で北京の大気質悪化 PM10一時600超

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 北京では、14日からスモッグが出始め、15日には空全体が灰色になった。在北京の米国大使館の大気質指数(AQI)によれば、北京市都市部は全域が「健康に良くない」の中度汚染(赤色)となり、PM2.5(微小粒子状物質)濃度は170~180に上昇。近隣の河北省石家荘市周辺のAQIは「非常に不健康」の重度汚染(紫色)で、PM2.5濃度は200を超えた。北京のAQIは19日に入り改善している。

 中国中央気象台の16日の発表では、華北の大部分、黄淮(黄河以内、淮河以北)中西部、「汾渭平原」(山西省と河南省、陝西省の一部)で軽度から中度、河北省南西部の山沿いの地区では重度の汚染となった。
 中国政府の研究機関、中国科学院大気物理研究所の王自発研究員は「冬の暖房と工業生産が、大気汚染物質の増加が、首都圏の北京・天津・河北(京津冀)地区の大気汚染の主な原因だ」と話している。

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