
中国で輸入冷凍食品から新型コロナウイルスが検出される例が相次いでいる。ニュースサイトの新浪網などによると、広東省深セン市の新型コロナ対策本部は11日、同市竜崗区でブラジルから輸入した冷凍の鶏の手羽肉の表面から新型コロナの陽性反応が出たと発表した。また、陝西省健康衛生委員会は12日、同省西安市の「西安方欣冷凍副食品卸売市場」で、エクアドル産冷凍バナメイエビの包装から陽性反応が出たことを明らかにした。(写真は
新浪網のキャプチャー)
深セン市の当局は、陽性反応が出た冷凍の鶏手羽先肉に触れた可能性がある従業員ら全員にPCR検査を実施したが、感染者は見つからなかった。また、販売済みの商品は全部回収して処分した。さらに包装材と商品周辺の消毒を行った。深セン市の対策本部は市民に、輸入の冷凍肉と水産品の購入は慎重に行うよう注意を呼びかけた。
西安市でも、市場の関係者全員のPCR検査を実施するとともに、市場を休業させ全面消毒を行った。市場関係者から感染者は出ていない。
運営会社の方欣集団によると、卸売市場で営業していた業者は約500で、水産品のほか肉や加工肉、乾物、調味料を扱っている。水産品は約100種類を扱い、年間取引額は5億元を超えていた。
騰訊網によると、ドイツや米国のほか、遼寧省大連市でも輸入食品を扱う食品加工会社の従業員の間で、新型コロナの集団感染が発生した。香港でも飲食店や市場関係者から感染者が出ている。湿気があり低温の環境が、新型コロナを長期間、生存させているとみられる。
一方で、広東省広州市疾病対策予防センターは、新型コロナウイルスが口や鼻、呼吸器を通じて感染するもので、胃腸や消化器経由で感染したとの証拠はないとしている。
★参考情報★
ーーーーーー
●大連の新型コロナ集団感染、水産品加工作業場が発端
●大連市の新型コロナ患者79人 大連湾の全企業閉鎖

中国で輸入冷凍食品から新型コロナウイルスが検出される例が相次いでいる。ニュースサイトの新浪網などによると、広東省深セン市の新型コロナ対策本部は11日、同市竜崗区でブラジルから輸入した冷凍の鶏の手羽肉の表面から新型コロナの陽性反応が出たと発表した。また、陝西省健康衛生委員会は12日、同省西安市の「西安方欣冷凍副食品卸売市場」で、エクアドル産冷凍バナメイエビの包装から陽性反応が出たことを明らかにした。(写真は
新浪網のキャプチャー)
深セン市の当局は、陽性反応が出た冷凍の鶏手羽先肉に触れた可能性がある従業員ら全員にPCR検査を実施したが、感染者は見つからなかった。また、販売済みの商品は全部回収して処分した。さらに包装材と商品周辺の消毒を行った。深セン市の対策本部は市民に、輸入の冷凍肉と水産品の購入は慎重に行うよう注意を呼びかけた。
西安市でも、市場の関係者全員のPCR検査を実施するとともに、市場を休業させ全面消毒を行った。市場関係者から感染者は出ていない。
運営会社の方欣集団によると、卸売市場で営業していた業者は約500で、水産品のほか肉や加工肉、乾物、調味料を扱っている。水産品は約100種類を扱い、年間取引額は5億元を超えていた。
騰訊網によると、ドイツや米国のほか、遼寧省大連市でも輸入食品を扱う食品加工会社の従業員の間で、新型コロナの集団感染が発生した。香港でも飲食店や市場関係者から感染者が出ている。湿気があり低温の環境が、新型コロナを長期間、生存させているとみられる。
一方で、広東省広州市疾病対策予防センターは、新型コロナウイルスが口や鼻、呼吸器を通じて感染するもので、胃腸や消化器経由で感染したとの証拠はないとしている。
★参考情報★
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●大連の新型コロナ集団感染、水産品加工作業場が発端
●大連市の新型コロナ患者79人 大連湾の全企業閉鎖