中国、スカボロー礁に恒久施設計画、米国をけん制

 中国がフィリピンと領有県を争う、南シナ海のスカボロー礁(黄岩島)に、恒久施設の建設を計画していることことが分かった。米国に対するけん制が目的とみられ、中国による新たな強硬策として注目される。英BBC放送中国語版が伝えた。

 中国紙・海南日報が、南シナ海を管轄する海南省三沙市幹部の話として、今年に入りスカボロー礁への環境観測所の建設準備が始まったことを報じた。

 施設の建設が間もなく始まるのを前に、米国の上院議員2人がこのほど、中国の南シナ海での活動に制裁を加えるための法案を提出した。

 法案は、南シナ海の島や岩礁に施設を建設した中国の個人や団体に対し、ビザの発給や金融面での制裁を科す内容。中国外交部の報道官は、法案提出について、米上院議員の傲慢と無知を示すものだと述べ、強く反発した。

(参考)http://www.bbc.com/zhongwen/simp/chinese-news-39318081

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