中国当局が、国連の大気汚染基準に合わせて厳格な大気汚染対策を実施すれば、毎年約300万人が早死を免れるとするリポートを英医学誌が掲載した。英BBC放送中国語版が伝えた。
リポートを作成した研究チームは、2010年~13年の中国の38都市のデータを使い、PM10(微小粒子状物質)と死者との関係を調べた。この間、1立方メートル当たりのPM10の濃度は92.9μg/m3(マイクログラム/立方メートル)で、世界保健機関(WHO)が基準として定めた20μg/m3をはるかに上回った。関連の死者は35万人に上った。
リポートによると、中国がPM10の濃度をWHO基準の20μg/m3に引き下げるだけで、約300万人が早すぎる死を迎えずに済む。しかも、これらはかなり控えめな数字だという。
PM10は車や工場から排出され、人体の肺や血液中に入り込む。微小粒子状物質にはこのほか、PM2.5がある。