広西チワン族自治区柳州市の食品薬品管理局は24日、記者会見で、未許可で製造されたり、生産日時を偽装した牛乳が幼稚園計46カ所に販売されていたことを明らかにした。同局は、製造業者に計31万4900元(約530万円)の罰金支払いを命じた。新京報が伝えた。
同局によると、市内の牛乳メーカーが未許可の工場で製造したり、虚偽の生産日時や、期限切れの生産許可証番号を表示した牛乳などを製造し、市内の幼稚園46カ所に販売。園児約9000人が飲んだことが分かった。
同市の保健当局が20日以降、園児5270人を検査し3481人の結果が出たが、これまでに異常は見つかっていない。
ただ、一部の保護者が17日、多くの園児に鼻血や腹痛の症状が現れたとする記録を市政府に提出した。また、別の保護者が子どもを病院に連れて行き検査したところ、胃腸の機能の乱れや、リンパ腺の炎症が見つかった。
柳州市公安局は、食品薬品管理局の協力を得て捜査を始めた。
(参考)http://http://news.china.com/domestic/945/20160524/22729529.html