浙江・嘉興で化学工場建設に住民数千人抗議

浙江省嘉興市嘉善県西塘鎮で11月30日、化学工場の建設に反対する住民数千人が街頭デモを行い、警察官数百人が出動して約30人を連行した。米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)が2日伝えた。

地元政府が先ごろ、環境影響評価の結果を発表し、西塘鎮への化学工場設立を認めたため、住民数百人が29日からデモを始めた。政府はその後、計画の許可手続きを延期すると発表したが、デモ参加者が拡大。計画の取り消しを求めるスローガンを掲げて行進した。

西塘鎮の商店主は「月曜日(30日)の抗議の人数は日曜日を上回った。道路が人でいっぱいになった」と話している。デモ参加者は、最多時で1万人に上ったという。

工場は西塘鎮の「大舜服装材料工業園」に建設予定の「嘉善県騰成化工」。付近の大舜村の住民らが大気や水などの環境汚染と健康被害を懸念している。

(参考)http://boxun.com/news/gb/china/2015/12/201512020438.shtml#.Vl5aAvnhDIU

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