中国当局、ネットの「違法」コンテンツ一掃へ新規則 新型コロナ絡みの批判封じる狙い

2020年3月4日網 米公共放送ボイス・オブ・アメリカ(VOA)によると、中国当局は1日、ネット上の「違法情報コンテンツ」を厳しく取り締まる規則を施行した。新規則は、習近平思想の宣伝を奨励する一方、国家の安全に危害を加えたり、国家と政権の転覆を図るなど11種類のコンテンツを「違法情報コンテンツ」に分類し、政策やコピー、拡散を禁じた。(写真はRFAのキャプチャー)

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、ネット上では、中国政府指導部や地方当局による言論弾圧や情報隠蔽が事態を悪化させたとの批判が噴出している。新規則はこれらの批判を封じ込める狙いがあるとみられる。中国当局は、ネット上で治安維持で画期的な規則と位置づけている。

 米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、新規則施行前後の2月29日から3月1日まで、中国の「ネット警察」と主要SNSによる大規模な取り締まり活動が行われ、中国誌「南方週末」の元記者で、香港中文大助理教授の方可成氏の「新聞実験室」など、敏感なコンテンツを含むアカウント多数が一斉に閉鎖された。

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