米公共放送ボイス・オブ・アメリカによると、香港の林鄭月娥行政長官が4日、容疑者の中国本土移送を可能とする「逃亡犯条例」改正案を正式に撤回すると発表した後の5日、香港各地では各種の方式によるデモが続き、警察の暴力行為を調べる独立調査委員会の設置などの「5つの要求」の受け入れを求めた。 (写真はVOAのキャプチャー)
香港新界の香港鉄路(MTR)天水囲駅周辺では、制服姿の高校生ら多数が手をつないで「人間の鎖」をつくり、「光復香港、時代革命(香港を取り戻せ、革命の時だ)」などスローガンを叫んだ。
香港新界の沙田地区でも、住民が「人間の鎖」を行い、スローガンを叫んだ。参加者の1人は「香港人が数カ月間、大きな犠牲を払った後に、ようやく撤回を宣言したことは、民衆を怒らせた。もっと多くの人々がデモに参加するだろう」と話している。
★参考情報★
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●「逃亡犯条例」改正案、香港行政長官が撤回 他の要求は拒否
●中国政府、香港長官の支持表明 「5つの要求」は拒絶
●香港空港外で数千人が集会 25便欠航、空港鉄道が運休