
AP通信によると、20年の国防予算は、中国の極超音速ミサイルに対する防御のため人工衛星システムが必要だとして、宇宙分野に巨額の金を振り向ける。一方で、中国との戦闘では、航空母艦の役割が相対的に低下したとみて、空母ハリー・S・トルーマンを前倒しで退役させる。
シャナハン国防長官代行は14日、米議会上院の軍事委員会に20年国防予算案を提出した際、書面による証言を行った。その中で「中国は軍の近代化を大胆に進めており、科学と技術の系統的な窃取も行っている。民間と軍の融合を進めている」と述べた上、米国は中国の軍備拡張をあまりに長い間軽視してきたと指摘した。
中国の脅威の強調は、過去の歴代国防長官も強調。オバマ前政権がアジア太平洋リバランス政策を打ち出した際も、焦点は中国だった。
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