2018 年2月27日米空母 ベトナムのメディアは26日、米海軍の航空母艦カール・ビンソンが3月5~9日、ダナン港への寄港することをベトナム政府が許可したと報じた。ベトナム戦争終結後、ベトナムに寄港する米艦艇としては最大規模。南シナ海の領有を主張し、軍事施設の建設などを急ぐ、中国をけん制する狙いがあるとみられる。台湾・中央社などが伝えた。(写真は英BBC放送中国語版のキャプチャー)

 ベトナムのメディアによると、米艦艇の寄港に中国が反発するのは必至。しかし、オーストラリアのベトナムと南シナ海問題の専門家カール・セイヤー氏は「カール・ビンソンが寄港したからと言って、ベトナムが米国とともに中国に抵抗する訳ではない」と述べた。同氏は、中国海軍の艦艇も近くベトナムに寄港するとみている。

 ベトナムのメディアによると、カール・ビンソンは「アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦」のウェイン・E・マイヤトとマイケル・マーフィーの2隻を伴う。

 別のベトナム・メディアは、カール・ビンソンが率いる空母打撃群の来訪は、南シナ海で航行の自由作戦に加わるよう促す目的があると伝えた。

 英BBC放送中国語版によると、カールビンソンは先に、南シナ海の領有で中国と争うフィリピンを訪問した。ただ、フィリピンではダナンと異なって接岸せず、港湾の沖約10キロメートルに停泊した。

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