
同便は27日午後2時53分に成都双流空港を離陸。乗客によると、まもなく原因の説明がないまま引き返すことが決まった。ただ、同便のエアバスA330型機には燃料投棄の装置がなく、安全に着陸するため、燃料の消費で機体を軽くする必要があり、旋回を繰り返した。同便は結局、27日午後8時56分に同空港に着陸した。
四川航空は28日朝、澎湃新聞の取材に対し、同便が引き返したのはパキスタンの上空空域閉鎖のためと確認した。同便はその後、臨時航路の飛行が許可されたため、28日午前1時、ドバイに向け再出発した。
航空機は、故障などで離陸後間もなく着陸する場合、安全の着陸のための最大重量を超えている場合が多い。機体を軽くするため燃料投棄は重要な意味を持つという。
★参考情報★
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●旅客機の操縦席ガラスがひび割れる事故。首都航空機が出発空港に緊急着陸ー浙江
●操縦席の窓ガラス脱落、機長の頑張りで大事故回避、乗員2人けが、乗客27人が不調訴え受診
●首都航空のエアバス機が急降下=飛行中の機体故障で緊急着陸