アフリカ豚コレラで養豚場周辺を閉鎖 川で50頭の死体 広西

 広西チワン族自治区北海市銀海区政府は18日、福成鎮と平陽鎮の養豚場2カ所でアフリカ豚コレラ(ASF)が発生したため周辺3キロの封鎖を命じた。同自治区柳州市では同日、豚約50頭の死体が川を流れているのが見つかっており自治区内で感染が拡大しているもようだ。博訊新聞網が19日伝えた。

 北海市銀海区の養豚場2カ所近くでは、ショベルカーで幅数十メートルの穴を掘り、豚を埋めている。積み上げられた死体が激しい臭気を放っているという。

 また、湖南省湘西自治州、甘粛省酒泉市のスーパーマーケットで販売されていた豚肉入りの冷凍ギョーザに続き、山東省の食品メーカーが製造したソーセージからもウイルスが検出され、製品が小売店から撤去された。

 中国でのASF感染拡大は、ロシア産の豚肉が発端。米中貿易摩擦で中国東北地区の業者が米国産豚肉の輸入を停止し、ロシア産に切り替えたところ、中国の養豚場で感染が始まった。中国当局は打つ手がなく、感染は南方地区に向け拡大したという。

★参考情報★

ーーーーーーーーーー

冷凍ギョーザからアフリカ豚コレラウイルス 製造元が販売中止

広東・恵州でアフリカ豚コレラ 深センの精肉店で行列 値上がりも

タイトルとURLをコピーしました