中国北方で大気質悪化 PM2.5濃度、WHO基準の17倍

 2019年2月13日空中国北方地区の39都市で1月、大気質が悪化し、山西省臨汾市ではPM2.5(微小粒子状物質)の濃度が174μg/m3(マイクログラム/立方メートル)を記録した。中国の環境基準の6倍、世界保健機関(WHO)の基準の17倍に達する。前年同月比では23%上昇した。香港メディアの東網などが13日伝えた。(写真は東網のキャプチャー)

 大気質の悪化は天候が原因とみられる。しかし、中央政府の高官は、いかなる理由であれ地方政府は環境保護目標の達成を求められていると述べた。中国経済は経済成長の減速が続いているため、各地方政府は環境保護達成と工業生産拡大の板挟みなっている。

 中国の基準でPM2.5濃度は30μg/m3以下、WHOの基準では10μg/m3以下と定められている。

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