実質成長率は4.1%と海外報道 国家発展委が反論

 中国の2018年の実質成長率が4.1%だったと一部海外メディアが報じたことについて、国家発展改革委員会(NDRC)の孟イ(王の右の韋)報道官は22日、記者会見で、データを挙げて反論した。台湾・中央社が22日報じた。

 中国国家統計局は21日、記者会見で、2018年の中国実質成長率が6.6%だったと発表した。28年ぶりの低水準だが、海外からは成長率が高すぎるとの見方が出ている。

 孟報道官によると、18年の中国の電力消費量が前年比8.5%増の6.8兆キロワット時(kWh)で、伸び幅は12年以降最高だった。石炭は、消費が厳しく規制されているが、18年の消費量は前年より1.5億トン増えた。天然ガスの消費量は400億立方メートルで前年比17%増えた。

 孟報道官はさらに貨物輸送量が前年比7%増え、中でも鉄道の貨物輸送量は9.1%の伸びたと指摘。これら実物指標は、経済成長率を裏付けると強調した。

★参考情報★
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18年成長率28年ぶり低水準 統計局が経済下振れ圧力と懸念
中国経済の下向き圧力 党政治局が米中貿易戦後、初めて懸念表明

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