
中央アジアで起きた反中デモとしては過去最大規模。キルギスを含め周辺国では、中国の影響力が拡大する中、中国人の移民が増えている。
デモ隊はビシュケク中心部のアラトゥー広場に集まり、中国人への就業規制、キルギスの対中債務の削減、中国人の帰国、中国人との結婚禁止などを求めた。
デモ隊は決められた時間を過ぎても集会を続け、数十人が大統領府と議会が入る建物に突入した。警察が一部を拘束した上、デモ隊を解散させた。
反中デモ背景には、中国企業が昨年、ビシュケクの発電所の改良工事を行った際、最長5日間の停電が発生した事件がある。中国企業は処罰されず、住民の反中感情が高まっていた。
また、中国の新疆ウイグル自治区でイスラム教徒のウイグル人が再教育キャンプに送られ迫害を受けていると報じられていることも、反中感情に拍車を掛けた。
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