国家転覆罪で非公認教会の牧師拘束 信徒100人も連行 四川

2018年12月14日秋 四川省成都市にある非公認のキリスト教会「秋雨聖約教会」の創設者である王怡牧師がこのほど、国家政権転覆扇動罪容疑で当局に逮捕された。外電を引用し香港メディアの東網が13日伝えた。

 同教会は9日に警察の摘発を受け、警官隊数百人が包囲する中、牧師、信徒ら約100人が連行された。うち約80人がその後も釈放されていない。教会は閉鎖された。

 米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、同教会に対する捜査はその後も続いている。中国東北部など他地域に住む同教会の信徒も、四川省から赴いた警察官により自宅から連行されたという。

 秋雨聖約教会は、中国でも影響力が大きい非公認キリスト教会の1つで、信徒は1000人に近いとされる。

 米国の独立組織「国際宗教自由委員会」は12日、中国当局による同教会への取り締まりに対し「極めて強い関心」を表明した。同委員会は、ウイグル人イスラム教徒やチベット人仏教徒に対する弾圧を例に挙げ「中国当局による宗教の自由と人権侵害行動は、激しさを増している」と批判し王牧師の即時釈放を求めた。

★参考情報★
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