トラック運転手400人デモ 排ガス理由の通行規制で生活圧迫 西安

 2018年11月21日貨米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、陝西省西安市政府庁舎前で19日、排ガスを理由としたトラックの通行規制が導入され生活が成り立たなったとして、地元の運転手約400人が抗議デモを行った。(写真は東網のキャプチャー)

 通行規制は16日に施行されたが、11月初めから小規模な抗議活動が行われていた。参加者によると、西安市周辺各市のトラック運転手もデモに加わり始めており、参加者は今後増えるとみられる。

 香港メディアの東網によると、西安市政府は、中国の排ガス基準で低いレベルの「国3」、「国4」にしか適合していないディーゼル・トラックに対し、市内の主要道路の通行を午後8時~午前7時を除いて禁じた。運転手は、取引先への配達ができなくなり、仕事と生活に影響が出たと訴えている。

 西安市の主要道路を走れるのは、現在最新の排ガス基準「国6」の適合車だけ。当局は、運転手にトラックの買い替えを求めている。しかし、運転手の多くは3~5年前に「国3」、「国4」適合車を購入したばかりで、経済的な余力がないという。

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