
中国メディア海外網によると、輸送船は地元の福建東港石油化工実業有限公司所属。化学品を運ぶため輸送船と岸壁間に取り付けたホースから炭化水素6.97トンが海の中に漏れた。
博聞社によると、漁民多数が漏出した炭化水素のガスを吸って手の震えや吐き気を訴えた。失神して海中に転落した漁民もいたという。魚などの生物も大量に死んでいるのが見つかった。
地元当局は事故直後、大気質の観測値は正常などと発表し事件の隠ぺいを図った。しかし、ネット上では当局が日当500元(約8200円)で作業員を雇い、炭化水素の除去を行わせているとの情報が流れた。また、大気質指数を正常値に低下させるため、当局が大気中に放水しているとの指摘もあった。
香港メディアの東網によると、8日には自転車の国際ロードレースが開催されコースは汚染事故現場に近いが、当局から説明はなかったという。