河北省が大気汚染2級警報 鉄鋼会社など生産削減 災害 2018.11.01 河北省環境保護庁は31日、スモッグが予想されるとして省内10都市を対象に大気汚染で上から二番目の「2級(オレンジ)警報」を発令した。同省の大気汚染2級警報の発令は、最近2週間で2回目となる。米公共放送ボイス・オブ・アメリカ中国語版が同日伝えた。(写真は東網のキャプチャー) 同庁によると、10都市は31日午後6時から11月5日まで、スモッグを低下させるため緊急措置を行う。2級警報発令中、鉄鋼会社は生産量を半減。石炭火力発電所も、発電量を最低レベルに引き下げることが義務となる。河北省には、鉄鋼大手の唐山鋼鉄集団などがある。 中国環境保護部は31日、定例記者会見で、中国は経済減速の圧力に直面しているが、有毒な大気汚染に対し対策の手を緩めないとコメントした。 ★参考情報★ ーーーーーーーーーー ●都市の7割が大気汚染基準未達=3大都市圏でPM2.5低下 ●中国北方でオゾン汚染深刻化、脳や心臓疾患のリスク上昇 ● 北京の大気汚染の主要原因変化、「対策難度増す」と当局