スプラトリー諸島にジャンカイ級フリゲート艦 日米演習をけん制か

2018年9月5日永 南シナ海・スプラトリー(南沙)諸島のファイアリー・クロス礁(永暑礁)に、中国海軍のジャンカイ1級フリゲート艦が停泊している衛星写真を2日、中国の軍事研究団体のサイトが掲載した。米太平洋艦隊司令部は1日、第7艦隊の原子力空母ロナルド・レーガンを中心とする空母打撃群が8月31日、海上自衛隊の艦艇と南シナ海で共同演習を行ったと発表したばかり。中国が日米をけん制する動きとみられる。(写真は百度・百家号のキャプチャー)

 中国の軍事情報サイト「鉄血小兵」によると、衛星写真にはジャンカイ1級フリゲート艦がファイアリー・クロス礁の人工島の岸壁に停泊し、周囲を船舶が航行する模様が写っていた。

 ファイアリー・クロス礁は、中国により2.8平方キロが埋め立てられ、ミスチーフ礁(美済礁)、スビ礁(渚碧礁)に次ぐ第三の人工島となっている。大型輸送機の発着が可能な飛行場が造られスプラトリー諸島の物資の集散拠点となっている。

 米公共放送ボイス・オブ・アメリカ中国語版によると、米空母ロナルド・レーガンと2隻の米海軍駆逐艦は、海上自衛隊最大の艦艇であるヘリコプター搭載護衛艦(DDH)かがと海自護衛艦2隻が海上補給、連絡官の交換などを行った。
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