アルミナ工場建設反対で数千人デモ 一時衝突も 当局が計画中止発表-遼寧

 2018年8月2日汚遼寧省朝陽市で1日、近く同市に建設されるアルミナ工場が深刻な環境破壊を招くとして、住民数千人が地元政府庁舎前で抗議デモを行った。朝陽市政府は同日夕、市民から異論が出たとして、工場建設の中止を発表した。香港メディアの東網が同日伝えた。(写真は東網のキャプチャー)

 住民によると、アルミナ工場は、二酸化硫黄を含む排気を1日20トン出す見通しであるほか、水源地から2キロと近く水質汚染の恐れがある。また、地元政府の環境影響評価の委託先が、無資格の市外の業者だったという。

 住民は1日午前、横断幕などを持ってデモを行い、多数の警官隊が出動して警戒に当たった。政府庁舎前では一時、警察と住民との衝突が起きた。

 アルミナ工場は、錦国投資発展、錦州港、国家電投集団ロ(金へんに呂)電公司の共同出資事業で、今年5月に建設が決まった。投資額は230億元、年産1000万トンで、今年10月に着工の予定だった。

★参考情報★
ーーーーーーーーーーーーーー

タイトルとURLをコピーしました