ドイツの国際公共放送ドイチェ・ベレ（ＤＷ）は10日、複数の消息筋によるとして、ノーベル平和賞受賞の民主活動家、故劉暁波氏の妻、劉霞さん（57）が10日午前11時ごろ、北京を離れ、飛行機でドイツに向かったと伝えた。（写真はドイチェ・ベレのキャプチャー）
米ＡＰ通信によると、中国外交部も劉さんが病気治療のためドイツに向かったとの情報を確認した。
劉さんの夫、劉暁波氏は2009年に国家政権の転覆を扇動した罪で収監され、17年7月13日に肝臓がんで死去した。劉霞氏は、劉暁波氏が10年に同平和賞を受賞後、約8年間に渡り軟禁状態に置かれていた。劉霞さんは鬱病を患っていた。
各国の人権活動家と国連が、劉霞さんの釈放と外国での病気治療を認めるよう中国政府に呼び掛けていた。ドイツ外務省も「劉さんがドイツを望むなら、いつでも歓迎する」としていた。
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