深セン地下鉄5号線で1日に2度トラブル 朝夕ラッシュ直撃、駅混雑や急ブレーキで乗客に影響

2026年7月29日

 中国・広東省深セン市の地下鉄5号線で28日、朝夕の通勤・帰宅ラッシュ時間帯に相次いで運行トラブルが発生し、多数の利用者の通勤通学に影響が広がった。朝は設備故障により一部区間で列車が大幅に遅延し、駅構内では乗客が滞留して入場制限が実施された。夕方にはホームドアの故障を受けて安全保護機構が作動し、列車が緊急停止した。深セン地下鉄は2度にわたり謝罪し、故障原因を調査している。

深セン地下鉄5号線、朝の設備故障で列車が大幅遅延

 朝のトラブルは午前7時46分ごろ発生した。深セン地下鉄は公式SNSで、設備故障の影響により5号線の一部区間で列車が遅延し、影響時間は8分以上になる見込みと発表して利用者に謝罪した。

 しかし実際には遅延は長時間に及び、多くの利用者が「列車が走っては止まりを繰り返した」「通常40分程度の区間に20分以上余計にかかった」とSNSへ投稿した。

 利用者によると、列車は塘朗駅付近で3~4回にわたり臨時停車したほか、発車時には大きく揺れ、高架橋上でも約2分間停止したという。駅構内では「設備故障による遅延」とのアナウンスが流れ、「20分以上運転を見合わせた」「乗れたとしても押しつぶされそうだった」「会社に遅刻した」「皆勤手当がなくなった」といった不満の声が相次いだ。

深セン地下鉄5号線、駅構内は混雑し入場制限も実施

 列車の運行が乱れた影響で、五和駅、民治駅、霊芝駅などでは利用客が駅構内や改札前にあふれ、深セン地下鉄は一部駅で入場制限を実施した。

 車内も身動きが取れないほど混雑し、「肉餅のように押しつぶされた」「車内は人でいっぱいだった」と混雑の激しさを訴える投稿も目立った。

 深セン地下鉄は午前9時8分、故障は解消され、列車は順次通常運行へ復帰したと発表した。また、利用者には2営業日以内であれば各駅のサービスセンター(4号線、13号線を除く)または深セン地下鉄アプリで遅延証明書を発行できるほか、5日以内であれば乗車記録を提示して乗車券に関する手続きを受けられると案内した。

深セン地下鉄5号線、夕方はホームドア故障で緊急停止

 同日午後6時50分ごろには、5号線の塘朗駅から大劇院駅方面へ向かう列車でホームドアの故障が発生した。安全保護機構が作動したため列車は緊急停止し、車内では急ブレーキが複数回かかった。

 乗客からは「腕をぶつけて真っ赤になった」「何が起きたか分からないうちに前へ飛ばされた」「しっかりつかまっていたのに転倒した」「気付いた時には床にひざをついていた」といった声が寄せられた。

 深セン地下鉄は、ホームドア故障に伴い安全保護機構が正常に作動した結果として列車が緊急停止したと説明。「現在、故障原因を詳しく調査するとともに、乗客の安全確保に向けた対策を講じている。当該列車を利用した乗客に深くおわびするとともに、寄せられた要望には適切に対応する」とコメントした。

 同一路線では朝夕2度にわたり運行トラブルが発生し、通勤・帰宅時間帯を直撃したことで、多数の利用者が長時間の遅延や混雑、急ブレーキによる影響を受ける事態となった。


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