ドイツ、中国のロシア兵訓練疑惑で中国大使を 欧州安全保障への懸念伝達

German flag waves in front of the Reichstag building, with Dem Deutschen Volke inscribed on the façade (watercolor style).

ドイツ、中国大使を呼び出し

ドイツ外務省は7月3日、中国軍がロシア兵を中国国内で秘密裏に訓練していたとの報道を受け、ベルリン駐在の中国大使を緊急に呼び出し、説明を求めたと発表した。

同省は一連の報道について「極めて憂慮すべき内容」とし、「ロシアがウクライナへの侵略戦争を継続できるようにするいかなる支援も、ドイツおよび欧州の安全保障に対する脅威となる」との認識を示した。

また、この問題については、フリードリヒ・メルツ首相が2026年2月に中国を訪問した際にも提起しており、欧州各国と対応を協議しているとしている。

欧州情報機関の文書引用で報道

発端となったのは、ドイツ紙「ディー・ヴェルト」が2026年5月20日、欧州情報機関の機密文書を引用し、中国人民解放軍が数百人規模のロシア兵を中国国内で秘密裏に訓練し、その一部がウクライナ戦線へ投入されたと報じたことだった。

AFP通信は、この報道内容について独自には確認できていないとしている。

さらに、ロイター通信や英国メディアは、中国が2025年にロシアのプーチン大統領の承認の下、ベロウソフ国防相の手配によりロシア軍部隊を受け入れ、中ロ双方の少なくとも4人の将官が訓練に関与したと報じた。訓練内容には放射性・化学・生物(RCB)防護課程が含まれていたとされる。

中国側は報道を否定

中国側は一連の報道を否定している。在ドイツ中国大使館は関連する指摘について「根拠のない主張」と反論し、中国外務省も報道内容を否定したうえで、中国はロシア・ウクライナ戦争において一貫して中立の立場を維持していると強調した。

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