
2026年6月21日未明、中国湖南省長沙市の繁華街・万家麗商圏で、食肉用の肉牛1頭が市場から逃走し、市街地を暴走して通行人3人を負傷させた。肉牛は地下鉄駅前や幹線道路を走り回り、警察と特別警察隊(特警)によって捕獲された。その後、肉牛は食肉処理された。
地下鉄駅前に突然現れた肉牛
事故が発生したのは2026年6月21日午前1時ごろだった。
現場は長沙地下鉄5号線万家麗駅4A出口付近で、当時も帰宅途中の市民らが行き交っていた。目撃者によると、大型の肉牛が突然歩道へ飛び出し、地下鉄出口付近にいた2人の通行人を角で突き飛ばした。
インターネット上に投稿された動画では、肉牛が勢いよく走り抜ける様子や、周囲の人々が慌てて逃げる様子が確認できる。
市街地を暴走しさらに1人負傷
肉牛はその後も興奮状態のまま万家麗路方向へ走り続けた。
途中でさらに別の通行人1人に衝突し、合わせて3人が負傷した。現場周辺では歩行者が店舗や植え込みへ避難し、走行中の車両も急ブレーキをかけるなど、一時騒然となった。
一部報道によると、負傷者のうち1人は肋骨を骨折したが、残る2人は軽傷だった。3人とも病院へ搬送され、命に別条はないという。
肉牛は市場から逃走
中国メディアによると、肉牛は現場近くの馬王堆海鮮水産市場内にある牛肉卸売業者が所有していた。
肉牛は食肉処理前の家畜で、作業中に固定していたロープが外れたか、あるいは周辺の車両や設備の騒音に驚き、ロープを引きちぎって市場から逃げ出したとみられている。
業者は肉牛の逃走に気付いた後、直ちに警察へ通報した。
警察と特警が包囲し捕獲
通報を受けた警察と特警は周辺道路で包囲網を敷き、逃走する肉牛の追跡を開始した。
報道によると、2026年6月21日午前2時ごろまでに比較的開けた場所で肉牛を制圧し、捕獲した。香港メディアによれば、捕獲された肉牛はその後食肉処理されたという。
当局は事故の詳しい経緯を調べるとともに、負傷者への対応や市場側の管理状況の確認を進めている。
