江蘇省南通市の葬儀会場にBMWが暴走突入し死傷者が発生
中国江蘇省南通市如東県大豫鎮の鞏王村において、2026年6月15日の午前8時40分ごろ、凄惨な交通事故が発生した。現地政府の発表および中国メディアの報道によると、女の運転する乗用車がバック時の誤操作により、葬儀(喪事)のために設けられていた食事用の屋外テント(棚子)に猛スピードで突入した。この事故により1人が死亡、7人が負傷し、現場は一時激しい騒然とした状態に陥った。
葬儀の食事会場を襲った暴走車両と倒壊したテントの惨状
事故当時、現地の鞏王村では村民の家の前で葬儀が執り行われており、集まった村民たちが食事をするための屋外テントが設営されていた。そこへ、白色のBMWのセダンが突然猛スピードで突入した。
中国メディア『大風新聞』などが伝えた複数の現場映像によると、突入した車両の激しい衝撃によって屋外テントは破損し、完全に倒壊した。テントの内部に並べられていた食事用の机や椅子は原形をとどめないほどに破壊され、現場には多数の負傷者が地面に倒れ込み、泣き叫ぶ声が響くなど凄惨な状況を呈した。
衝撃で川に跳ね飛ばされる被害者と緊迫した救助の様子
今回の事故現場は川に面した場所であった。屋外テントに突入した白いBMWのセダンは、内部のテントや設備をなぎ倒したのち、川のすぐ手前でようやく停止した。
車両の衝突による衝撃は凄まじく、テント内にいた住民のうち一部の者は、会場に面した川の中へと勢いよく跳ね飛ばされた。インターネット上に投稿された複数の動画には、車に衝突されて川に転落した住民が、周囲にいた人間によって急遽救助される緊迫した様子も克明に記録されている。
原因は女の運転手によるバックの誤操作と当局の公式発表
大豫鎮人民政府が発表した公式の状況通報(情況通報)によると、葬儀会場への突入事故を引き起こした原因は、乗用車を運転していた女の運転手による、バック(倒車)時の誤操作(操作不当)によるものと判明している。事故の発生を受けて、現地の公安、消防、衛生健康などの関係部門が直ちに現場へ急行し、負傷者の救助活動および病院への緊急搬送を迅速に行った。
15日18時時点の公式発表によると、事故による死傷者は計8人に上っている。そのうち1人は病院に搬送されて救命処置が施されたものの、搬送後に死亡が確認された。また、別の1人が重傷を負っており、残る6人の容認は現在のところ安定しており生命に別条はない。
容疑者の女を公安当局が拘束し詳細な原因調査と善後処理が進行
事故を起こしたBMWの女の運転手は、すでに現地の公安当局によって身柄を拘束(控制)されている。また、大豫鎮政府の関係責任者も直接現場に赴き、現地の対応にあたっている。現地の当局は現在、詳細な事故原因に関する調査をさらに進めるとともに、被害者遺族への対応など、関連する善後処置の対応を急いでいる。
