広西で小型トラックが川に転落 1人死亡9人不明 豪雨で沈下橋が水没、中央が作業チーム派遣

小型トラックが沈下橋から転落 1人死亡、9人行方不明

広西チワン族自治区環江毛南族自治県で16日深夜、15人が乗った小型トラックが、増水時に水没する「沈下橋」を通行中、川へ転落した。17日午前4時時点で6人が救助されたが、うち1人が死亡した。他に9人が行方不明となっている。中央政府の国家洪水防止・干ばつ対策指揮部(国家防総)が現地に作業チームを派遣し、捜索救助活動を支援している。中国メディアの中国新聞網やCCTVなどが伝えた。

事故は16日午後9時30分ごろ、河池市環江毛南族自治県洛陽鎮永権村肯任屯で発生した。現場となった沈下橋は幅約4メートル、長さ約100メートル。広西では15日以降、広範囲で記録的豪雨が続いており、事故当時も増水した川の激しい流れが橋面を覆っていたという。

環江毛南族自治県応急管理局によると、15人を乗せた小型トラックは、冠水した橋を通過中にバランスを崩し、そのまま川へ転落した。橋面は豪雨によって水没し、視界も極めて悪かったとされる。現地住民は「河川の水位が急速に上昇し、橋の上を濁流が勢いよく流れていた」と証言している。

事故後、公安、消防、応急管理、海事、民兵など各部門が夜通しで大規模な救助活動を開始した。救助指揮本部は、事故現場から下流30キロを重点捜索区域に指定。12の捜索班を編成し、分担区域ごとに全面捜索を進めている。

現場には消防隊員65人、消防車12台が投入され、ソナー探知機、潜水装備、ゴムボート、移動式照明設備などの水難救助機材も配備された。水中に沈んだ車両の捜索も並行して行われているが、夜間に加え、濁流と複雑な河川地形が救助活動を難航させている。

サツマイモ作業帰りに事故 関係責任者を拘束

報道によると、事故当日は地元農場の雇用主が28人を集め、サツマイモの植え付け作業を行っていた。作業終了後、13人は自力で帰宅したが、残る15人が小型トラックに乗って帰宅する途中、事故に遭ったという。

中国当局は、事故に関係する責任者を法に基づき拘束しており、事故原因についてさらに調査を進めている。中国中央テレビ(CCTV)の記者は現地から、「現在も公安、消防、海事部門が全力で捜索活動を行っている」と伝えた。

中国では近年、豪雨時の冠水道路や沈下橋での事故が相次いでいる。特に農村部では、増水時に水没する沈下橋が依然として広く使われており、大雨時の通行規制が課題となっている。

国家防総は17日、気象、水利、自然資源部門や広西、湖北、重慶など17省・自治区・直轄市との合同会議を開催。山津波や土砂災害、中小河川の洪水、都市冠水への警戒を強化するよう求めた。

当局は特に、冠水道路や沈下橋について「危険を冒して通行してはならない」と強調。山間部や観光地、学校、病院など危険区域の住民については、迅速な避難を行うよう指示した。

広西で記録的豪雨続く 19日まで大雨予想

中国気象当局によると、15日午前8時から16日午前8時までに、広西自治区内19県・市・区で大豪雨を観測した。中でも貴港市覃塘区では261.9ミリを記録し、特別豪雨級となった。

中国水利省によると、16日午前8時から17日午前8時までに、江西、湖南、重慶、貴州、広西、陝西などの15河川で警戒水位を超える増水が確認された。最大で警戒水位を1.92メートル上回った河川もあった。

中国中央気象台は暴雨黄色警報を継続しており、広西南東部沿岸では19日まで100~240ミリ規模の豪雨が続く見通しだ。突風やひょうを伴う可能性もあるという。

中国当局は現在、貴州、湖北、重慶に対する洪水対応4級緊急対応を維持している。国家防総は広西へ作業チームを派遣し、事故現場での捜索活動と事後対応を指導している。

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