習近平、反米陣営を結集 中ロ印が対西側姿勢を鮮明に

 ラジオ・フランス・アンテルナショナル(RFI)によると、中国北京で9月初めに開かれた上海協力機構(SCO)首脳会議と続く軍事パレードを通じて、習近平国家主席が「反米陣営」の結束をアピールしている。ウクライナ戦争や米中対立を背景に、中ロ印をはじめとする「グローバルサウス」が北京に集い、中国の影響力が一段と強調された。


 天津で行われたSCO首脳会議にはロシアのプーチン大統領、インドのモディ首相、イランのペゼシュキアン大統領、トルコのエルドアン大統領らが参加。国連のグテーレス事務総長も出席し、一定の国際的正統性を与えた。フランス主要紙は「習近平氏が西側に対抗する南方国家を糾合した」と報じ、欧州の分裂や米トランプ政権の不安定な外交が中国に好機を与えていると分析した。

 英BBC放送中国語版によれば、プーチン氏は習氏との会談で「中ロ関係はかつてない水準に達した」と強調し、習氏を「親愛なる友人」と呼んだ。ロシアは中国向け天然ガス供給を増やす方針を示し、中国はロシア国民に1年間のビザ免除を導入すると発表。プーチン氏はウクライナ侵攻後の孤立を打破し、再び国際舞台に復帰した姿を誇示した。

 一方、モディ首相はSCO会議には出席したものの、9月3日に北京で行われた軍事パレード(九三閲兵式)には参加しなかった。インド政府関係者は「日本を傷つける意図はない」と説明。インドはロシア産原油輸入を続けて米国の高関税措置を受け、中国との関係改善の兆しを見せたが、日印関係やクアッド(日米豪印)を重視し、出席を見送った。日本政府は各国に参加自粛を呼びかけており、インドの判断は日印関係強化を優先した結果とみられる。

 習近平氏が9月3日に実施した軍事パレードは、中国史上最大規模。ウクライナ戦争やガザ紛争、米国との貿易摩擦を背景に、中国は「多極化秩序」の推進を鮮明にし、欧米主導の国際秩序に対抗する姿勢を誇示した。RFIによれば、フランス紙は「習近平氏がグローバルサウスの指導者としての地位を固めた」と報じ、欧米の迷走が独裁国家にとって追い風になっていると指摘した。

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