第2次世界大戦終結から80周年を迎える中、中国国防省の張暁剛報道官は8月28日、定例記者会見で「魔鬼は消えたが、遺毒はまだ残っている」と述べ、日本に歴史的罪責の深い反省と遺棄化学兵器処理の加速を求めた。台湾紙・中時新聞網などが伝えた。

また、日本は大型無人機「シーガーディアン(MQ-9B)」を沖縄県尖閣諸島付近で運用し、中国海警局の船舶を監視していると報じられた。張氏は釣魚島(尖閣諸島の中国名)とその付属島しょは中国固有の領土だと強調し、日本に対し情勢を複雑化させる行動を直ちにやめるよう要求。中国は有効な措置を継続し領土主権と海洋権益を守るとした。
中国中央テレビの新媒体コラム「玉淵譚天」の調査によれば、2015年に中国が抗戦勝利日閲兵を初めて実施して以来、日本は「正しいイメージ」の宣伝に560億円超を投じたという。さらに日本は外交ルートを通じ、欧州やアジア諸国に対し北京で行われる9月3日の軍事パレードなど、記念活動参加を慎重に再考するよう働きかけている。張氏は「歴史を覆い隠し責任を転嫁しても清くはできない。平和を愛する世界の人々の警戒と非難を招くだけだ」と指摘し、日本は侵略の歴史を誠実に直視し軍国主義と決別すべきだと求めた。
このほど旧日本軍の新たな罪証とされる資料が相次ぎ公開された。731部隊による細菌戦の数千ページに及ぶ文書や映像、広東侵攻時の写真集、河北省で発見された日記やアルバムなどである。張氏は「日本軍国主義の非人道的な侵略と虐殺は中国人民とアジア諸国に惨禍をもたらした。とりわけ731部隊は国際法を無視し細菌戦を仕掛けるという反人類的な大罪を犯した」と非難した。その上で「この歴史は鉄の証拠であり、否認も抹消もできない」と強調した。
張氏は会見を締めくくり「魔鬼は消えたが遺毒は残る」と繰り返し、日本が罪責を深く反省し、化学兵器処理を急ぎ、中国人民に清らかな土地を早く返すよう改めて要求した。
◇出典

「抗日戦争」関連のニュースまとめ
1, 抗日戦争映画「731」、9月18日公開
- 公開日: 2025年8月6日(更新:8月23日)
- 要点: 抗日戦争をテーマにした中国映画「731」が、満州事変の日(9月18日)に公開されることが発表されました。当初予定されていた7月31日の公開が直前に延期されたため、議論を呼んでいます。
- URL: https://www.alertchina.com/post-32555/
2, 〖特集〗反日映画相次ぎ公開 あおる憎悪、襲撃事件も
- 公開日: 2025年8月11日(更新:8月23日)
- 要点: 抗日戦争勝利80周年を契機に、「南京照相館」や「731」などの反日映画が相次ぎ公開されています。SNSでは過激な言動が拡散され、検閲強化や事件発生への懸念も報じられています。
- URL: https://www.alertchina.com/featured/post-18083/
3, 中国、抗日戦勝80年で大規模軍事パレード
- 公開日: 2025年6月25日
- 要点: 9月3日に北京・天安門広場で「中国人民抗日戦争および世界反ファシズム戦争勝利80周年記念大会」として大規模な軍事パレードが開催される予定であると発表されました。プーチン大統領らも出席予定です。
- URL: https://www.alertchina.com/38832169-2/
4, 抗日歴史関連の言論取り締まり強化 ネット民2人処罰
- 公開日: 2025年6月6日
- 要点: 抗日戦争勝利80周年を契機に、中国公安省が「共産党の中心的役割」を否定する発言をしたネットユーザー2名に対して行政処分を科したと報じられています。
- URL: https://www.alertchina.com/38716176-2/
5, 小中教科書の「抗日戦争」期間、8年から14年に拡大
- 公開日: 2017年1月13日
- 要点: 教育部は、小中学校の教科書で定義されていた「抗日戦争」(日中戦争)の期間を、1937年からとする従来の「8年抗戦」から、1931年の満州事変を起点とする「14年抗戦」に改めることを発表しました。
- URL: https://www.alertchina.com/2265002-2/