イベント会場で大型テント崩落　2人死亡3人重傷　四川

　中国メディアの九派新聞によると四川省綿竹市で15日午後9時50分ごろ、地元不動産開発会社の仟坤集団が主催した住民の懇親イベント「第14回ビール祭」の会場で、豪雨と強風を伴う悪天候で、大型テントが崩落し、参加者2人が死亡、3人が重傷を負った。　

　事故当時、現場周辺では激しい雨が降り、突風で街路樹がが折れるほどの状況だった。目撃者によれば、ステージでショーが行われていた際、大型テントの鉄骨製の柱と梁が一気に倒れ落ち、参加者の多くが下敷きになった。

　四川省綿竹市で開かれたビール祭りは、仟坤集団が主催し、同社の住宅購入者に無料でチケットを配布して実施された。会場には購入者を中心に地域住民も多数参加し、企業の顧客向け招待イベントとして位置づけられていた。

　中国本土では建物の崩落による重大事故が相次いでいる。2023年黒竜江省チチハルでは中学校体育館の屋根が崩落し11人死亡。2021年江蘇省蘇州市のホテルで増築部分が倒壊し17人死亡。2020年には山西省臨汾市でホテルが崩壊し29人が犠牲となった。違法増改築や施工不良が背景にあり、安全管理の欠如が多数の犠牲を生んだ。

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