工事中の橋でケーブル断裂＝7人死亡、9人不明―中国

　中国メディアの極目新聞によると、青海省の川青鉄道で進められている「尖扎黄河特大橋」の建設工事現場で22日午前3時10分ごろ、設置作業中のケーブルが突然切れ、塔頂に設置されていた作業台が崩落した。作業中の労働者と監督者計16人の7人が死亡、9人が行方不明となった。

　鉄道会社の甘青鉄路の発表では、同橋でケーブル（鋼より線）が突然れ、鋼製のアーチが落下した。塔頂の作業台も同時に崩れ落ち、台上などの16人が転落した。尖扎県政府と青海省の応急管理当局によると、省・州・市の幹部が現場に入り、対策本部から最新情報を待ちながら捜索活動を進めている。

　「尖扎黄河特大橋」は黄河を跨ぐ橋で、青海省黄南チベット族自治州尖扎県と海東市化隆回族自治県の境界にあり。全長1596.2メートルで、アーチ頂部から水面まで130メートル、橋面から黄河水面まで55メートル。支柱間が世界最長の鉄道用鋼製トラスアーチ橋。また、同種の鉄道橋で黄河を跨ぐのは全国で初めて。

　地元紙の青海日報によると、6月14日に川の両岸で高さ100メートル級の主塔が完成し、8月には主橋を接続する予定だった。

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