上海でファーウェイEV「智界R7」走行中に炎上 金属部品が車体底部に衝突

上海でファーウェイEV「智界R7」走行中に炎上

中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)と自動車大手、奇瑞汽車が共同開発した電気自動車(EV)「智界R7」が2026年8月4日朝、上海市のS20外環高速道路を走行中に炎上した。火は消防隊などによって消し止められ、乗員にけがはなかった。 ファーウェイの自動車事業部門、鴻蒙智行は同日午後6時ごろ、微博(ウェイボー)の公式アカウント「鴻蒙智行発言人」を通じて初期調査結果を発表した。前方車両から落下した大型で鋭利な金属部品が車体底部に衝突したことが出火原因で、「車両自体が原因ではない」と説明した。

新民晩報などによると、事故は朝のラッシュ時間帯にS20外環高速道路外回りの滬青平インターチェンジ付近で発生した。所有者によると、前方を走っていた大型トラックから鋭利な金属部品が突然落下し、智界R7の車体底部に衝突。その後、車両から火が出た。所有者は直ちに同乗していた家族を車外へ避難させ、その後、現場に到着した消防隊が消火活動を行った。 鴻蒙智行は現場で車両を確認した結果、金属部品が車体底部に衝突した際に強い物理的衝撃が加わり、その後の摩擦によって出火したと説明した。事故発生前の駆動用バッテリー、駆動用モーター、電子制御システムからなる「三電システム」はいずれも正常で、車両にもその他の異常は確認されなかったとした。

上観新聞は8月5日午後3時11分、新民晩報の陳浩記者の記事として鴻蒙智行による事故原因の説明を改めて報道。香港のon.cc東網も8月6日午後2時5分に記事を掲載し、午後2時37分に更新した。中国本土メディアが伝えた鴻蒙智行の説明として、大型で鋭利な金属部品による車体底部への衝撃と摩擦が出火原因で、事故前の三電システムは正常だったと伝えた。

湖北ではBYDのEVから走行中にリアガラス脱落

一方、湖北省の高速道路では8月5日、比亜迪(BYD)のEVから走行中にリアガラスがほぼ丸ごと脱落し、後続車に衝突する事故が発生した。 ネットユーザーが公開した車載カメラの映像では、BYDのEVが高速道路の中央車線を走行していたところ、リアガラスが突然、ほぼ丸ごと脱落し、左後方を走行していた投稿者の車に向かって飛んでいく様子が映っていた。 脱落したリアガラスは後続車の前部に衝突し、フロントガラスには多数のひびが入った。人的被害はなかった。投稿者は事故後、警察に届け出ており、損害の詳細について確認している。

中国で新エネルギー車を巡る事故相次ぐ

中国本土で新エネルギー車の炎上事故が相次いでいる。 6月4日には山東省青島市平度市で、小鵬汽車のEVが充電中に爆発的に炎上し、周辺の建物に延焼した。焼損面積は約100平方メートルで、けが人はいなかった。小鵬汽車側は車両データを調査し、電池の熱暴走を示す情報は確認されなかったと説明した。 5月には江蘇省無錫市で、走行中の新エネルギー車が路面との接触によって車体底部を損傷し、炎上した。4月19日には河南省鄭州市で、駐車中の新エネルギー車が炎上し、隣の車両にも延焼した。また、3月には江蘇省江陰市でも新エネルギー車の炎上事故が報告されている。

発生日場所車種・ブランド状況人的被害
2026年8月4日上海市S20外環高速智界R7走行中に道路上の大型金属物を踏み、車体底部が損傷して炎上。メーカー側は車両自体の異常ではないとの初期判断なし
2026年6月3日浙江省台州市沢国鎮問界M9走行中、前方車両から落下した大型金属部品に衝突。強い物理的衝撃を受け、その後炎上なし
2026年6月ごろ山東省青島市平度市新エネルギー車(車種不明)充電中に爆発的に炎上。周辺の建物にも延焼、焼損面積約100平方メートルなし
2026年5月江蘇省無錫市新エネルギー車(車種不明)走行中にマンホールのふたを踏み、電池パックが衝撃を受けて火花と煙が発生、その後炎上運転者避難
2026年4月19日河南省鄭州市金水区吉利の新エネルギー車路上駐車中に炎上し、隣に駐車していたBYD車にも延焼なし
2026年3月江蘇省江陰市新エネルギー車(車種不明)住宅地入口付近で車両が激しく炎上。消防が約30分で処理なし

出典

関連記事

#中国 #上海 #EV #智界R7 #ファーウェイ #奇瑞汽車 #鴻蒙智行 #BYD #EV炎上 #新エネルギー車

タイトルとURLをコピーしました