
遼寧省葫島市の集合住宅でガス爆発が発生
2026年6月29日早朝、中国遼寧省葫島(ころうとう)市南票区の集合住宅で突然の爆発が発生した。葫島市消防救援局の指揮センターが発表した警情通報(事故状況報告)によると、同日午前7時11分に通報を受理した。場所は葫島市南票区九龍街道興北コミュニティにある集合住宅の3号棟(3单元)で、液化ガス漏れが原因とみられる爆発(閃爆/フラッシュファイア)が発生した。通報を受け、指揮センターは直ちに消防救援人員95人、消防車14台を現場に派遣し、処置と救助活動にあたらせた。
爆発による現場の被害状況と初期報道
事故発生直後、インターネット上には複数の現場映像が投稿された。映像によると、該当の建物は激しく損傷し、一部が倒壊している。現場は一面が瓦礫の山と化し、建築物の破片が広範囲に散乱する凄惨な状況であった。現地の交通警察は即座に現場周辺の道路を封鎖し、関係者以外の立ち入りを禁止した。
同日午前中、南票区応急管理局の担当者は「瀟湘晨報・晨視頻」の記者に対し、「今朝7時過ぎに爆発が発生した。現場では捜索救助活動が行われているが、現時点で現場からの詳細な報告は届いていない」と回答した。また、現地の救急センターの担当者も「救援活動は積極的に進められているが、現在はまだ具体的な情報を得ていない。今後の公式発表を基準としてほしい」と述べていた。
同日14時時点(14時00分公開、14時05分更新)の香港01の報道、および13時42分時点の深圳新聞網の報道では、正午の時点で3人が行方不明(失聯)となり、救助隊が全力で捜索しているほか、8人が軽傷を負って病院に搬送され治療を受けていると伝えられていた。
行方不明者3人の発見と死亡確認
6月29日午後(19時03分に銭江晩報などが報道)、葫島市消防救援局は最新の警情通報を発表した。それによると、液化ガス漏れとみられる爆発によって行方不明となっていた3人について、現場での全力の捜索救助活動が行われた結果、3人全員が発見されたものの、いずれも死亡(無生命体征)が確認された。
これにより、今回の事故による被害は死亡3人、軽傷8人となった。病院へ搬送された軽傷者8人の治療、および現地での善後策(事後処理)への対応が進められている。事故の具体的な原因については、現在も当局による調査が同時に行われている。
後を絶たない中国各地でのガス爆発事故
中国では近年、ガス漏れによる爆発事故が全国各地で繰り返し発生している。2024年3月には河北省三河市燕郊の飲食店街で地下天然ガス管から漏れたガスに引火して爆発し、7人が死亡、27人が負傷した。2023年6月には寧夏回族自治区銀川市の焼き肉店で、店員がガス漏れを確認して液化石油ガス(LPG)のバルブを交換中に爆発が発生し、31人が死亡、7人が負傷した。2021年6月には湖北省十堰市の市場でガス管から漏れた天然ガスが爆発し、市場の建物が倒壊。26人が死亡、138人が負傷する大惨事となった。
このほか遼寧省瀋陽市や山西省太原市、湖南省長沙市などでも住宅や飲食店で爆発事故が相次いでいる。事故原因としては老朽化したガス設備や配管の損傷、施工・保守管理の不備、ガス漏れ確認後の不適切な作業などが繰り返し指摘されており、中国では事故のたびに大規模な安全点検が実施されるものの、重大事故は後を絶たず、都市インフラの安全管理が課題となっている。
出典
- 辽宁葫芦岛一居民楼发生疑似液化气泄漏闪爆,3人失联、8人轻微伤
- 辽宁葫芦岛再通报“一居民楼发生疑似液化气泄漏闪爆”:3名失联人员已找到,均无生命体征,善后工作及原因调查正在同步开展
- 遼寧一居民樓疑液化氣泄漏閃爆 樓宇局部坍塌 3人失聯8人受傷
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