河北省寛城で豪雨とひょうが突襲 市街地が冠水し「氷の河」に 農作物や倉庫に被害

Outdoor market tents in rain, scooters parked in the foreground on a wet, speckled pavement.

2026年6月24日夕方に河北省寛城を襲った突発的な大雨とひょうの気象予報

2026年6月24日、河北省承徳市寛城満族自治県で激しい大雨とひょうが発生した。同県気象台は同日5時24分に雷で黄色、18時53分にひょうでオレンジ色の警報を発表し、夜間にかけて全地域が雷雨に見舞われ、短時間の強い降水や強風、ひょうなどの強い対流性天候を伴う可能性があるとして警戒を呼びかけていた。 その後、同日11時に河北省気象台も気象予報を発表し、承徳地域などで曇り時々雷雨となり、局地的に中規模から大規模な雨、一部で大雨や強風、ひょうが発生しやすいと警告した。予警報が出されていた強い対流性天候は、その後19時頃に予報通りに到来した。

激しい雨とひょうにより道路が冠水し「氷の河」と化した現地の状況

6月24日の夕方7時頃、承徳市寛城満族自治県寛城鎮などの地域で空が突然暗くなり、強風とともに激しい雨とひょうが突如として市街地を襲った。 現地の商店主や住民の証言によると、最初は激しい雨が降り注いで路面に瞬く間に水が溜まり、その後すぐに激しいひょうが降り始めた。ひょうと大雨は30分から1時間近く持続し、夜8時30分頃に徐々に止んだ。 ひょうの大きさについて、ある店主はトウモロコシの粒ほどだったと語り、別の店主らはソラマメほどの大きさで非常に激しく降ったと証言している。短時間の間に市街地の主要幹線道路はあちこちで冠水し、路面の水と大量のひょうが混ざり合って一面真っ白な流れる「氷の河」ができた。水位はふくらはぎから膝の高さ、一部では車のタイヤの半分や車体に浸水するほどに達し、多くの住民から「何年も見ない規模で、怖くて外出できなかった」との声が相次いだ。地域によって被害の程度には差があり、一部の農村地域ではひょうがほとんど降らなかったが、市街地の開けた主要幹線道路や低地で堆積と冠水が最も深刻となった。

倉庫の浸水や農作物の損傷など現地における具体的な被害状況

今回の悪天候による人的被害や家屋の損壊といった重大な危険は免れた。しかし、個人の経済的被害や農業への影響が出ている。 新興街地区の商店主によると、近くの団地内にある位置の低い倉庫が約50センチ浸水し、貨物に4〜5万元(約95万〜119万円)の損失が出て25日午後も片付けに追われた。また、城中路の宝飾店でも店内に水が進入し、従業員らが夜8時〜9時頃まで清掃作業を行った。 さらに、災害は田畑の農作物に主要な影響を与えており、多くの作物がひょうに叩きつけられて被害が出た。区画によって被害程度が異なるため、現在町政府の職員が各村や各地区を回って調査を進めており、被害面積と具体的な損失状況の詳細な集計を行っている。

政府職員と市民による連夜の清掃活動と排水システムによる秩序回復

雨とひょうが止んだ後、路面には氷の粒と溜まった水が広がり通行条件は劣悪となった。雨水に混ざった落ち葉やひょうが排水路を詰まらせたため、一部の低地で排水が遅れたが、現地政府は迅速に行動を開始した。職員を組織し、ショベルカーなどの重機を投入するとともに、通り沿いの住民や市民も緊急でシャベルを手にして夜を徹して街頭での氷の削り取り、路面の清掃、下水溝の清掃に当たった。 この連夜の清掃作業と町に整備されている排水システムが効果を発揮し、道路の冠水は急速に退いた。雨が上がってから1時間もしないうちに市街地の主要道路は正常に戻った。 翌6月25日の日中には、寛城鎮の天気は完全に回復し、住民の生産活動や生活の秩序は日常に回帰している。 気象部門は広範な市民に対し、夏季は強い対流性天候が多発する時期であり、短時間の大雨、ひょう、強風は突発性が高いため、日常的に気象予報・警報情報に細心の注意を払うよう呼びかけている。また、極端な天候に遭遇した際は極力外出を控え、車両や農作物の防護措置を講じて財産と人身の安全を確保するよう注意を促した。

出典

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