信陽で飲酒運転の乗用車暴走 1人死亡5人負傷 アルコール濃度は基準値4倍超、中国で厳罰化求める声

White sedan with severe front-end damage and shattered windshield after a crash, crowd watching from the sidewalk.

信陽で飲酒運転の乗用車暴走 1人死亡5人負傷

河南省信陽市で13日午後9時43分、基準値を大幅に超える飲酒状態の男が運転する乗用車が暴走し、1人が死亡、5人がけがを負った。警察は危険運転の疑いで男を取り調べている。香港メディア東網や中国メディア潮新聞などが伝えた。

事故は、信陽市浉河区の春暁路と申城大道の交差点付近で発生した。40歳の常某朋容疑者が運転する白い乗用車が別の車両と接触した後、制御不能となり、複数の電動自転車や露店に突っ込んだ。

事故では1人が死亡し、5人が負傷した。このうち1人は重傷で、病院に搬送され救命措置を受けている。常容疑者は現場で警察に拘束された。

現場での呼気検査の結果、常容疑者のアルコール濃度は331mg/100mlに達していた。中国の飲酒運転基準を4倍以上上回る数値で、中国SNSでは「異常な飲酒運転だ」「公共安全を脅かしている」「殺人に等しい」など批判が相次いでいる。

事故現場は激しく損壊した。加害車両は前部が大破し、エアバッグがすべて展開した。路上には電動自転車の破片が散乱し、街灯のポールも変形した。道路脇の露店もなぎ倒され、停車していた複数の電動自転車は原形をとどめない状態となった。

ネット上に投稿された動画には、白い乗用車が高速で走行しながら電動自転車をはね飛ばす様子が映っていた。動画投稿者は「車は高速で突っ込みながら次々と衝突した。現場には複数の負傷者が倒れていた」と説明している。

信陽市公安局交通管理支隊は「事故は現在も調査中」としている。

中国で相次ぐ重大飲酒運転事故 厳罰化求める声も

今回の事故を受け、中国では飲酒運転対策を巡る議論が再び強まっている。中国では近年、飲酒運転への取り締まり強化が進められてきたが、重大事故は後を絶たない。

信陽市では2024年9月にも、明港鎮で飲酒運転をしていた女性が時速174キロで電動バイクに衝突し、一家3人が死亡する事故が発生した。当時、被害者家族は「加害者側から謝罪がない」と訴えており、中国国内で大きな議論を呼んだ。

中国では飲酒運転による死亡事故について、「交通事故罪」や「危険な方法による公共安全危害罪」が適用される場合がある。特に重大事故では厳罰化傾向が強まっており、無期懲役や死刑判決が下された事例もある。

一方で、中国では都市部を中心に電動自転車利用者が急増している。配送サービスや短距離移動需要の拡大により、電動自転車は中国の都市交通インフラの一部となった。しかし、自動車と電動自転車が混在する道路環境では重大事故も増加しており、安全対策が課題となっている。

特に地方都市では、夜間営業する露店や路上商売が多く、歩行者、自転車、自動車が密集する状況が珍しくない。今回の事故でも、路肩に停車していた電動自転車や露店が被害を拡大させた可能性が指摘されている。

中国SNSでは「方向盤に幸運はない、あるのは結果だけだ」といった投稿も拡散している。相次ぐ重大事故を受け、中国社会では飲酒運転への社会的批判が一段と高まっている。

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