
住宅団地で未明に火災=5人死亡、2人けが―湖南
湖南省衡陽市雁峰区厲家衝の住宅団地で12日午前3時ごろ、火災が発生し、5人が死亡、2人が負傷した。衡陽市雁峰区応急管理局によると、負傷者は現在病院で懸命な治療活動を受けている。同局は、出火原因の調査も始めた。中国メディアの中国新聞網などが伝えた。
湖南省では5月4日にも瀏陽市の花火製造会社、華盛煙花製造燃放の工場で爆発事故が発生し、8日現在の死者は37人、行方不明は1人。入院治療中も51人を数える、今年の「五一(労働節)」連休中の事故死者数は、全国で少なくとも計52人に上った。
中国の李強首相は9日に国務院常務会議を主宰した際、各方面の安全生産責任を厳格に監視・徹底し、重大事故の発生を抑制するよう求めたばかりだった。
産業構造と安全管理の深刻な乖離
今回の衡陽市の火災は、中国国内で相次ぐ住宅火災や産業事故の象徴的な事例といえる。特に湖南省においては、伝統的な製造業や花火産業といった危険を伴う産業が地域経済を支えている側面があり、安全規制と実態の乖離が以前から指摘されていた。5月初旬に瀏陽市で起きた花火工場の爆発事故は、労働節という大型連休の最中に発生し、極めて多くの犠牲者を出したことで社会的な衝撃を与えた。この爆発事故の収拾もつかないうちに、今回の住宅火災が発生したことは、地方当局の管理体制が機能不全に陥っている可能性を浮き彫りにしている。
中国の住宅事情に目を向けると、老朽化した住居ビルにおける電気系統のトラブルや、違法な増改築による避難経路の遮断が、被害を拡大させる主な要因となっている。未明の午前3時という、住民が就寝している時間帯に出火したことで、初期消火や避難が遅れたものとみられる。また、密集した住宅地における消防車両の進入経路の確保など、インフラ整備の遅れも課題として残っている。
。
[出典]
[関連情報]
- 中国・江蘇省の民家火災で一家5人死亡
- 中国・河北省の住宅火災で6人死亡、違法増築が原因か
- 中国・河南省の集合住宅で火災、子ども含む4人死亡
- 中国・上海市の高層住宅で火災、住民多数避難
- 中国・重慶市の住宅火災、電気系統トラブルか
#湖南衡陽 #住宅火災 #安全生産責任 #李強 #中国事故 #瀏陽 #爆発事故

