中国最大淡水湖が極低水位に低下 生態系に深刻な影響

 中国最大の淡水湖であるポーヤン湖の水位が12月14日、8メートルの「極枯水位線」を下回った。代表的な水文観測点・星子観測所では水位が7.97メートルまで低下し、長江とつながる水域面積は豊水期に比べ約9割減少した。湖底や中洲、砂州が広範囲に露出し、典型的な渇水期の景観が広がっている。


 江西省は同日、水生生物保護に関する赤色警報を発令し、24時間体制での監視と緊急救護を開始した。ポーヤン湖は国家1級保護野生動物で「水中のパンダ」と呼ばれる長江江豚の重要な生息地であり、白鶴など数十万羽の渡り鳥の越冬地でもある。専門家は、渇水の常態化が生態系に深刻な影響を及ぼすと指摘する。


 今年は8月8日に水位が枯水線を下回り、平年より87日早く渇水期に入った。年内に枯水線以下となった日数は217日に達し、年間の約3分の2が渇水状態となっている。水文当局は、今後も水位低下が続くとの見通しを示しており、生態補水や航行規制などの対策が急がれている。

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