米紙WSJ「台湾攻撃を想定した整備」

米紙ウォール・ストリート・ジャーナルによると、中国は東部沿海で海軍・空軍の基盤施設を大規模に整備しており、台湾への攻撃能力を強化していると分析されている。これらの施設は戦時に迅速な拡張が可能で、軍事転用を前提とした設計だとみられる。香港メディア「香港01」も伝えた。
沿岸拠点から分散的に出撃可能
米海軍の退役情報将校マイケル・ダーム氏は「すべては台湾を想定した軍事シナリオだ」と指摘。衝突時には台湾海峡が「無制限の交戦区域」と化す恐れがあると警告した。中国艦隊は沿岸の各拠点から分散的に出撃でき、相手側が攻撃の時機や標的を特定しにくくなる。
浙江省の新海軍施設と揚陸艦配備
シンガポール南洋工科大学の専門家によれば、浙江省楽清湾に新設された海軍施設には全長1.6キロを超える桟橋が整備され、揚陸艦や戦車輸送艦、油槽船など約20隻が停泊可能になっている。規模は大きく、台湾北部への攻撃の足場になり得るとされる。
台湾海峡周辺に超大型空港を整備
中国各地では軍民両用の超大型空港が建設されており、少なくとも2カ所は台湾海峡周辺に位置する。危機時には民間便を停止して軍事利用に切り替えることができ、複数の滑走路や格納庫、燃料備蓄施設を備えて戦闘機の大規模運用を可能にしている。
福建省大嶝島の新空港、金門に至近
特に福建省大嶝島の空港は注目される。埋め立てによって島の面積を倍増させ、来年開港予定のアモイ翔安国際空港の建設用地とした。台湾の金門からわずか3.7キロに位置し、全面攻撃時には金門が初期の攻撃目標となる可能性が高い。
習政権、軍事投資を加速
習近平政権は台湾攻撃能力を高める投資を続けているが、台湾海峡を越える作戦は依然として複雑であり、実際に攻勢に出るかは不透明だ。米軍関係者は「北京は危険な道を進んでいる」と繰り返し警告している。
◇出典

加強東岸海空基礎建設 美媒:強化攻台戰力、利於戰時擴充
根據最新衛星影像與公開資料顯示,中國官方正在東部沿海大規模建設海、空軍基礎設施,外媒分析,這顯示北京正為可能爆發的台海衝突進行準備。美國《