四川省遂寧市で開かれたアニメイベントの会場近くで、コスプレ参加者が刃物で人を負傷させる事件が発生した。地元メディアによると、負傷者は軽傷で病院に搬送された。事件は会場となったホテルの敷地外入り口で起き、現在も捜査中。加害者が使ったのはコスプレ用の装飾比品か、刃物かは確認されていない。

インターネット上に投稿された映像では、複数のコスプレイヤーの中で、1人が別の男のかつらを引き抜き地面に投げ捨てた。男性が刃物を手に取り、振り返って相手を傷つける様子が映っている。負傷者は脚に傷を負ったという。
かつらを取られた男は、日本の漫画「僕のヒーローアカデミア」関連作品の登場人物、轟焦凍に扮していたとされる。同作品は過去に、登場する敵役の名称が旧日本軍731部隊の人体実験被害者を指す蔑称に当たるとして批判を受けた経緯がある。
イベントは遂寧市船山区のホテル2階で、8月10日午前9時30分から午後5時まで開催された。入場料は50~80元(約1025~1640円)だった。ホテル側は8月11日、事件はホテル外で発生し関係がないと説明し、警察が現場で対応したと述べた。また「主催者はこれまでに会場使用料を支払っていない」と明らかにした。
地元関係者によれば、負傷者は家族同伴で治療を受け、命に別条はない。事件は公共の場所で起き、現場の安全検査はイベント会場内で実施されていたという。
凶器がコスプレ用の装飾品だったのか、本物の刃物だったのかについては、当局から有効な情報は出ていない。
◇出典

四川漫展|男子疑cos辱華動漫角色 被群眾扯假髮後「持刀」傷人|有片
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